サーバスの活動と目的
国際間の理解を深める
サーバスは、いわゆる社会運動でもなく、政治活動でもありません。世界の人々とは皆友達という考えに立ち、国際間の理解を深め、この世界を平和なものにするために様々な活動をしています。外国からのトラベラーがあれば努めてお世話し、相互理解を深めるように心掛けて下さい。家の広さやスタイルがこのようでなければいけないというようなことはありません。
ありのままの家庭生活を、家族の一員として体験できることがサーバス旅行者の最大の関心事であり、一般の海外旅行では味わうことの出来ないホームステイができます。
家族の一員として交流
サーバス旅行者はホストの家で「家族の一員」として扱われ、原則として最長2泊3日宿泊できます。ホスト自らこれより長いサーバス旅行者の滞在を希望する場合は別です。「サーバス旅行者は家族の一員」ですから、いろいろな用事を言って下さって結構です。自分の身の回りのことについては勿論、すべて自分でする建前になっています。外国のサーバス旅行者に日本人及び日本人についての理解を深めてもらうと同時に、旅行者の国についてよりよく知り、学ぶことができます。また、日本でトラベラーのお世話をした会員が、サーバス旅行者として海外に行く場合には、かつて世話をした相手から今度は家族の一員として迎えられる、こんな楽しくも有意義な体験ができるとは何と素晴しいことでしょうか。
一面識もないにもかかわらず、ただサーバスの会員であるというだけで、何ら障害もなく、直ちにお互いに親子、兄弟、姉妹と同じようになれることが他の多くの国際団体には見られない、SERVAS の最大の良さであり、その特色とされています。?
民間外交を大切に
1949年にデンマークと米国でサーバスが誕生し、日本では1962年に「サーバス友の会」が誕生、1982年から創立20周年を記念し「日本サーバス」(英名 Servas Japan)と改称されました。毎年海外から多数のサーバス旅行者を迎え入れ、また海外へも既に多くのトラベラーを送りだし、貴重な経験を積み重ねてきました。また、創立当時とは国際事情、日本国内事情、それに日本の置かれている国際的な立場など、何れも大きな変化を遂げました。会の活動の持つ意味もそれなりに変わってきましたが、人との繋がりを深めることの重要性はどの時代でも何ら変わりなく、相互理解の基本です。民間外交を大切にし、国際理解を深め平和に尽くしていきましょう。