8月12日にD.Lさん（アメリカ人女性）を奈良県生駒市の実家に一泊お泊めしました。Dさんはカリフォルニア州フレズノ市で眼科医をされていますが、大変エネルギッシュで快活な方でした。既に富士山に早朝登山をしたり、前日は京都市内各地の名所を炎天下の中、一日中歩き回ったそうです。お会いした時には履歴書の写真とは別人のようによく日焼けされていました。

　8月12日の夕方に、Dさんと近鉄奈良駅で初めてお会いしました。ちょうど奈良公園で開催中の燈花会を見たいと言われたので、二人で猿沢の池―興福寺―新公会堂―東大寺の経路で、燈花会の辺りを散策しました。Dさんは撮影が上手で良いデジカメを持っておられ、暗い場所でも様々な形の灯火を鮮明に撮っておられました。　　

　8月13日は朝からDさんが京都御所の英語ガイドに予約されていました。付き添いは一人まで可能だったので、私もガイド・ツアーに参加しました。ガイドはベテランの英語通訳者で、1時間にわたり清涼殿や紫宸殿、御車寄、蹴鞠の庭など、御所内の見所を丁寧に、分かりやすく説明下さいました。ツアー参加者は殆どが外国人で30～40人ほどいました。ガイドさんは英語が非常に堪能なだけでなく知識が豊富で、Dさんや他の参加者の質問に的確に返事をされ、皆さん感心されていました。私も都御所を説明つきでじっくり見学したのは初めてで、とても勉強になりました。

　13日の午後は丸太町の友禅染工房で、友禅染体験をしました。Dさんはクラフトがご趣味のようで前日にこの工房を調べ、ぜひしてみたいと仰ったのです。染める対象は自分で選べるので、Dさんと私は携帯電話ホルダーにしました。手順は、好きな絵柄や模様を選び、型紙を使って絵筆で薄く、色を乗せていくのです。Dさんは作業が早く、桜の木や色々な模様を布一杯に描き、すぐ出来上がると、裏面にも絵付けをされました。仕上がった携帯ホルダーです。Dさんは桜の木、私は金魚と朝顔を完成させました。友禅染は私には難しかったです。私達以外にも子供達やカップルも友禅染を楽しんでいました。この工房は有名なようで私達が作業の間、テレビ局の方が友禅染体験の撮影をしていました。

　一泊二日の短い時間でしたが、地元の奈良と京都でDさんと貴重な日本文化体験が出来ました。

Servas Traveler Report               USA  D. L

I had a very enjoyable time with T. H who not only prepared homemade food from Okinowan food but took me on a hike to Fushimi Inari Shrine near her house and I was able to meet another Servas family from Taiwan who came to her house for dinner on my first night at her house.  H. F took part of her holiday to take me to the Kyoto Imperial Palace and I also saw the Tokae Festival in Nara.  H and I both enjoyed doing Yuzen dyeing of fabric in Kyoto too.

　Dさんはキリスト教徒で、彼女の関係するキリスト教団体が,東日本大震災の起った年の９月から東日本に事務所を構えて被災者支援の活動をしていられます。彼女もそこでボランティア活動をしてから京都に来られました。（H.T）

イスラエルからの女性科学者をお迎えして　　　　　京都市　K.K　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　イスラエルのY さんを７月１８日から２１日ま で我が家にお 迎えしました。女性の科学者でアメリカやイギリスでお仕事をさ れているYさんは、京都の国際日本文化研究センターでのお仕事 を終えて、我が家にこられました。

　 ２年前に我が家にこられたイ スラエルのJ さんのお話をしたところ、偶然にも古いお友達とい うことで、お話が弾みました。J さんのホストをされたTさんを
交えて夕食と会話を楽しみにぎやかになりました。

　 その夜は下鴨 神社のみたらし祭りでしたので、三人で御手洗川に足をつけて、Y さんにも京都の夏の珍しいお祭りを楽しんでいただけたと思っています。

　　翌日は、SERVAS メンバーのOさん宅で、茶の湯を楽しまれ、その後は私の友人たちのビールを楽しむ会に参加していただき、ビアホールでビールを飲みながら皆さんと談笑されました。イスラエルのお話は皆さん珍しく興味もあるので、Yさんからの提案で、途中から、短い時間でしたが、イスラエルについてのトークをしていただきました。思いがけない交流の場となりお互いに喜んでいただけたことはSERVASホストとして満足いたしました。