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 2、トラベル報告

 

 









 

 




 

 

 

 















 

初めての韓国サーバス旅行で思うこと   生駒市 T.S  交野市 S.S


  去る6月26日から4泊5日でメンバーのSさんと家内の3人で韓国に旅しました。ちょっと変わった取り合わせでしたが、皆様のお陰でサーバスならではの珍道中を楽しんで参りました。

見知らぬ土地で見知らぬ人達との心温まる交流は、やはり嬉しいものです。釜山近郊の金海国際航空に無事到着したものの、果たして約束してくれたRさんと無事出会えるのか・・・? 

 入国手続きを済ませて到着ロビーに待っていて下さったのは優しく微笑むLさんの笑顔でした。何とも言えぬ喜びと安堵がこの楽しい旅を暗示してくれたように思います。早速Rさんの車で釜山一の名刹梵魚寺へ。それまでどんより曇っていた空も嘘のように晴れ渡り、いきなり幸せを感じました。梵魚寺は釜山市内から少し離れていて、もしRさんの案内がなければ不慣れな私たちにはとても行けなかっただろうと思いました。 夕方は釜山の南浦市場通りを散策後、Sさんのお知り合でサーバスメンバーのTさんとも合流、海鮮市場のレストランで夕食を共にしました。これも不思議なご縁でした。 

  Lさんのお住まいは釜山市中心部から車で約30~40分、郊外の静かな団地に在りました。翌朝は奥様の暖かい手作りの韓国家庭料理をRさんご夫婦とご馳走になりました。奥様は敬虔なクリスチャンでしたので、奥様が世話をされている教会にも立ち寄り、祈りを済ませてから途中のバスセンターまで私たちを車で送って下さいました。昼のお弁当まで持たせてくれた心優しいRさん夫婦に別れを告げ、何か言い得ぬ幸せに浸りながら次の宿泊地慶州市に向かいました。

  慶州市のバスセンターには、Sさんの親切な計らいで、連絡を取り合って頂いたSさんとその友人が待ち受けていて下さり、直ぐにSさんの車で市内をドライブ。途中素敵なレストランで韓国料理に舌鼓を打ちました。まるで以前からの知り合いのようにおもてなしを頂き、感謝感謝の連続でした。 
慶州はその昔1000年も続いた新羅国の古都。市街の至る所に古の旧跡が点在し、歴史の香りがする街でした。最初に訪れたのは、かつての新羅国の王族や都人の夢の跡、玉山書院や独楽堂です。続いて民族村として手厚く保護されている良洞村へ。此処は現在もなお営々と生活が営まれている村で、日本でいえば茅葺の里の様なところです。観嫁亭は村の一部始終の様子を眺めることが出来る高台にあり、オンドルの焚口やジンテイ?の様な建物を見学することが出来ました。

  その日の晩は慶州地区の支部長さんであるKさんのご招待で数名のメンバーが集まってくれ、 わざわざ私たちの為にウエルカム夕食会を開いて下さいました。ここでも感謝感謝でいっぱいです。片言の英語で冷や汗をかきながら!でも思いも寄らぬ嬉しい出来事でした。SさんKさん本当にありがとうございました! 夕食後に訪れた世界最大級のPASCO製鉄所の夜景は成長した韓国経済の象徴のようでした。

  興奮の連続だった長い一日を終えて、慶州の外れにあるSさんの家に着いたのは、もう深夜の11時ごろだったと思います。案内されたのは「斎律道」と扁額のかかる小さな建物でした。良くわかりませんが、斎律とは食を絶って身を清めることでしょうか。Sさんの人柄がうかがえます。
日は慶州市のツアーバスで有名な仏国寺や慶州博物館を訪ねました。また夕刻にはSさんの案内で慶州の田舎に住まわれている有名なアーティストのアトリエを訪問したり、大きな柳の木のある田舎のレストランで韓国料理を楽しみました。

翌日は朝食を済ませてSさんの車で新慶州駅から最新の韓国新幹線でソウルへ。ソウルではソウル市の郊外に住まれているMさん、お忙しい中ソウル中央駅まで、わざわざ出迎えに来てくださいました。私たちは少し甘えすぎていたのではと反省しきりです。実はメールのやり取りに時間的なミスがあり、Mさんの思惑が上手く私たちに伝わらなくて、結果的に無理をして貰った型になりました。気を付けねばならないと思いました。 

  ソウルは李朝鮮王朝の中心地、超近代的な都市の中にあって、多くの王朝時代の建築群が点在する歴史の色濃い街でした。時間的にあまり多くを訪ねることは出来ませんでしたが、心温まるMさんの案内で、とても有意義な時を過ごすことが出来ました。 

  この度は僅か4泊5日の韓国のサーバス旅行でしたが、 行く先々で深い友情を感じることが出来ました。サーバスならではの純粋な人と人の心のつながりは、何にもましていいものだなァ~と しみじみ感じた次第です。
韓国のサーバスの皆様、そして訪問前にいろいろお世話下さった近畿支部長のHさん、本当にありがとうございました。

 

   超リッチなお家での滞在!! スペイン      堺市 H.N

                            
2013.6.21〰22 場所 Campelles  ホストA de V
その村、いやその町がどこにあるのか、私の持っている地図上では捜せなかったが、とにかくEnglish OKという条件が大切だったので、10年以上前にSpainを訪れた時は、ほとんどEnglish OKのサーバスがいなかったし、もともとサーバス自体が少なかった。

  詳しい事はバルセロナに着いて電話で尋ねることにした。
それにどんな村であれ、1ヶ月もの旅の間に1軒くらいはサーバスを訪れたかった。

 バルセロナのホテルから電話をいれる。とても流暢な英語だ。市内の1番大きな駅から列車で2時間半、そこから車で15分だそうだ。
すでにスペインでは夏休みが始まり、多くの子供達に混じって地下の空気の悪いホームで電車を待つ。

  大きな荷物を持っての移動はいつも大変だ。無事電車に乗れた。最初こそ混んでいたが一駅一駅空いてくる。目的地に近づく頃には、登山の恰好をしている人たちが目立つ様になった。全く何の予備知識も無い土地に行くのだが、窓の外を見ているとだんだんワクワクしてくる山の景色が広がってくる。ヒョッとしたら我々の行く所は素敵なんじゃない?

  もうすでに到着時刻が過ぎているのに目的駅ではない駅のアナンスが流れる。フランス語ならともかく、スペイン語の発音で間違うことはないだろう。不安になってまばらになった他の乗客に尋ねてみる。私「○:○○に着くと聞いたのですが、この列車は○○駅に行きますか?」 その乗客は「行くよ。ここはドイツでも日本でも無く、カタルーニヤだ!!」 私「????」どういう意味?「時間通りに着くなんてことは無いて意味さ。何でもアバウトなんだよ。そのうちに着くよ」
そう、そのうちに着いた。寒い! 駅から車で山を登る。山の中の1軒家。石作りのふるーいお家。

  サーバスさんて、こういうポツンとした1軒家に住んでいる方て多いと思う。イギリスでもアメリカでもドイツでもタイでもオーストラリアでも他の国でも、ポツンとあるお宅にステイさせてもらったなあ。たくましいだよな。

  ここの子供さんは7人。そのうち下の4人が、この家に住んでいる。1番下が5歳。7歳、10歳、14歳の女の子たち。山の中だから土地は広い。公園にある遊戯具はほとんどある。ブランコ、滑り台、シーソー、トランポリン、ジャングルジム、卓球台、砂場、おまけにプール。それぞれの子供が思い思いの用具で遊ぶ。玄関前の鐘を、お母さんが鳴らす! 遊びをやめて居間に集まる合図だそうだ。私と一緒にトランポリンで遊んでいた5歳の彼女もあわてて家に走る。上のお姉さんは、良く母の手伝いをし、妹たちの世話をする。ホントまるで幼稚園!
私たちの寝室は彼女らのベッドを拝借。8畳くらいの部屋に2段ベッド2台、学校机4台それにタンス1棹、ここは女の子4人の部屋。それにひきかえ7人兄弟(?)の中の男の子1人は彼専用の部屋を持っている。でも今彼は渡米中。6人の姉妹の中の男子1人て、どんな感じかな。うちは一人息子なので、ここの7人兄弟(?)をみていると、とても羨ましい。まず、お母さんの健康、彼女が健康でなければ、とても7人は産めないし、育てられない。
彼女たちの会話から(大阪弁で訳してみると・・・)
「うちの家、超リッチやって友達が言うねん。」
「ほうーそうか。そうやなぁ、うちの家には、あんたらあという宝物がいっぱいやもんな。」
「うわぁ、ほんまに超羨ましい!」これは私。
もうひとつ、すごく驚くこと。彼女らの父親はイギリス人でイギリスで働いている。あぁ、それなのに彼は毎週金曜日の夜に、ここスペインへ帰って来て、日曜の夜にイギリスへ戻るのだ!!
幸いにも我々がお邪魔したのは、金・土・日曜日。お父さんにもお会い出来た。土曜の朝、目覚めたら彼が居たのだ。ここでの彼は忙しい。何しろ中世の石作りの、この家に住めるようにしたのは、大工さんとか電気屋さんじゃなくて、ぜ〰んぶ彼一人でやったそうだ。その仕事が15年くらいずっと続いている。今回のノルマは夫婦寝室のペンキ塗り。本格的!働き者の4番目の彼女(10歳)が手伝う。
私たちは、日曜の朝さよならを言いましたが、彼はもう一仕事をしてイギリスに戻るのでしょう。

  もう私の中でこの家は「大草原の小さな家」そのものでした。
今回のサーバス訪問は、たった1軒だったけど、またまた大成功!!!

 

   癒しと感動のドイツの旅         京都市 K.K 


 暑さを逃れてBONNに来ませんか~のうれしいお誘いで、思いがけないドイツの旅となりました。

  今年の夏の異常な暑さの最中、突然BONNの書道家である友人からうれしいご招待のメールがきました。2週間のんびりしにいらっしゃいということで、8月19日から9月1日まで涼しいドイツに滞在してまいりました。 

  せっかくドイツに旅するので、できればSERVASで我が家にお迎えした方と再会したいと思い、2年前に京都にこられたハイデルベルグのSさんを訪ねて4日間BONNから列車の旅、ライン川に沿って美しい車窓風景が楽しめました。ミュージックセラピストであり、画家、陶芸家、写真家、ダンサーである彼女のお家は緑に囲まれた素敵なお家で、アートと緑に囲まれての滞在、2日間ハイデルベルグの町を案内していただき、一緒にBIOショップにお買い物に行って、クッキングをしたり楽しみました。

  後の二日間はお仕事で、遠方に行かれるということでしたが、その間は彼女の2人のボーフレンドの方が交代で私をもてなしてくださいました。最後の日ギャラリーのオーナーである方のお家に泊めていただき、そのすばらしいギャラリーのコレクションの中に書らしきものがあり、よく見れば私の書!思いがけない場所で大切にしていただいていることにうれしくて感動いたしました。 
BONNの書道家の方もSERVAS ではありませんが、SERVASで、BONNからこられたRさんの紹介で、昨年京都で出会い親しくなりました。書道の話や、アトリエ、作品を見せていただき、楽しい交流ができ有意義でした。

  BONNはかってのドイツの首都であったと思えない小さな街、緑豊かで落ち着いたたたずまいのベートーベンで有名な街、ベートーベンハウスやたくさんある素敵な美術館も訪れました。 

  どちらもすばらしい心のこもった歓迎をしていただき、SERVASと書道が与えてくれた感動の出会いに幸せを感じた旅でした。